1982年事業提案
清潔に保つことは自己イメージの重要な部分である。パーソナルな衛生活動をすることが不可能なことは、人の自己イメージと自分は、価値ある存在だという感覚に決定的な打撃を与える。基本的な行為をなすことが不可能なことによって、つきあいたい希望や機会は制約されることになる。困惑と侮蔑に自分をさらすよりは、むしろ衣服を身につけないで、ベッドに終日寝ている方を選択するであろう。
●出典書籍:世界の高齢者住宅「プライバシーと自立の実現」
J・デイヴィット・ホクランド著:鹿島出版会発行