一般社団法人GAYA

―命の詩(うた)―

・・・ある日突然、「老い」は、不意にわが身をとらえる・・・
・・・その時、意味と可能性に満ちた無数の協和音が消え・・・
・・・新しいことを何一つ獲得できないことに苛立つ・・・
・・・そして、未来への足掛かりを持たないことに呆然とし・・・
・・・それと共に心は過去に向かい、人生の振動が消える・・・

・・・時の流れは、わが心を忘却の彼方に誘い・・・
・・・最早人生の目的を持ち得ず、完全に閑暇の虜になるとき、わが魂は倦怠する・・・

・・・なにびとも、この人生の儀式からまぬがれることはできない・・・
・・・しかし、「老い」は人生最後のときであろうか・・・
・・・そして、そのとき、われわれは、そも、いかなる者となるのか・・・

・・・なにびとも、彼方の岸辺の傍観者として、無関心をよそおうことは許されない・・・
・・・もうまもなく、否そこに、「老いの波」が、わが身の岸辺に打ち寄せる・・・

・・・私は、この危険な誘惑から逃れ、「老い」の身に生の息吹きを感じ・・・
・・・生きるための糧を「今日」に見つけ、空虚な閑暇から「明日への一歩」を踏みだし・・・
・・・「人間の尊厳」を傷つけられることなく、「今日」を送る計画に参画する・・・