GAYAが目指すまちづくりの概要を紹介します。
―住民にとって人生の継続が可能となる自由度の高い居住環境を創出するプロジェクト―
本プロジェクトは |
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1 GAYA大学 |
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の三つの事業施設で |
高齢者住宅の役割とは「老齢期を迎えた人びとに、より保護された環境の提供」ということにほかならないとの考えは間違っている。また「老齢期の生活特性としての行動能力を支援し、自立を阻害する物理的要因を除去する空間」であるとの考えも間違っている。高齢者住宅は、地域住民の「生活の質」の向上のため、地域社会を巻き込んだ「地域住民共有の広場」への第一歩として位置づけなければならない。
加齢にともなう施設入所、移住等の不安解消
今まで暮らしてきた住宅で高齢期に入って、病気や事故などで身体が不自由になったときに住み続けられるのかという問題は、等しく居住者が抱える不安要素である。この街区の住宅は「老齢期」を迎えた時、必要に応じて改修・改造を行うことができる多様性と可変性に富んだ住宅仕様としている。それは加齢にともなう居住地の移転や施設入所の不安をなくし、今、現在の場を、その生涯において、安心と安全の場として約束している。
エネルギーの安定的な確保
この街区の住宅は「エネルギー消費(電気・ガス・水)」を科学的にモニタリングするシステムを導入し、低炭素型の住宅を実現している。あわして街区全体でエネルギー循環システムを導入し、余剰エネルギーを各戸で融通しあい温室効果ガスの排出削減量を大幅に削減する。